ドリソスシリーズ本編中では、変化術(へんげじゅつ)という、当方の創作独特の特殊能力がある。
元々は近為人(※「人」とついているが人間とは違う種族)という種族が独自に持っていた能力。
変身能力の一種である。
この能力を持つ者は、高速の細胞再生能力を持ち、身体の一部を刺されたり、四肢を切断されたりしても再生能力で回復する(ただし、一部の術で妨害出来ることがある)。
自身の細胞を遺伝子変化で形質変化させることで自分とは他種の生物に変身する
「心身統一変化(しんしんとういつへんげ)」
と、
自身の特殊能力オーラを身に纏い、実体化したオーラで見かけを他種生物に見せて変身する
「化型(ばけがたへんげ)」
がある。
心身統一変化は、近為人や野人なら誰でもスタンダードに使える変化方法である。
ごく少数ではあるが、一部の人間もこの変化方法が使える。
メカニズムとしては、心臓付近を強く叩くことで変化術の衝動を体内に引き起こし、高速の細胞変化で生身の身体を別種の生物の体に変える、というものである。
近為人の覚醒状態であるフライバイモード(通称FBM)も心身統一変化のうちに入るが、こちらは通常の変化術とは異なり、とても強力である。
メリットとして、強力な技を使える。防御力も高い。
デメリットとして、持続時間が短く、人間がこの変化方法のために一度にエネルギーを沢山使うと、ハッカ人間になってしまい、日光の当たる時間帯での活動が不可能になる。
化型変化は、変化術の使える人間のうち殆どが使用する変化方法である。
メカニズムとしては、身体から放つオーラを実体化させ、そのオーラをスライムのような弾力にしてから動物の形状や色合いにして身に纏う、というものである。
メリットとして、持続時間が長く、変化術の解除と発動の切り替えを素早く行うことが出来る
デメリットとして、防御力が低く(自身の特殊能力オーラを纏っているだけのため)、怪我を負った後の再生速度も遅い。
この能力を扱える種族は今のところ人間・近為人・野人だけである。
他種族で変身能力を扱える人物がいたら、変化術とは別の特殊能力による変身能力ということになる。
※「野人」
近為人の半分グール化した人外。見た目も近為人のように完全に人間の風貌をとることができず、常に犬のような耳、牙などが生えている。狂暴で殺戮衝動がある。殆どがドリル島国西部に住んでいる。
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